朝ごはん

インド北部にある小さな村、パハルガン。

少し標高の高いところにあるため、

日中の日差しは強いけれど、朝と夜はよく冷え込む。

毎朝ジャケットのポケットに手をつっこみながら

パン屋まで歩いて行き、パンを二枚買った後

近くのチャイ屋で熱いチャイをすすりながらパンをかじる。

朝から忙しく鳴り響くクラクションや

行き交うインド人を眺めながら

静かに朝ごはんを食べたかったけど、

大抵チャイ屋にたむろしてる

インド人に話しかけられるのが日課だった。

おっちゃんは今日も忙しく

パンを焼いてるんだろうなぁ。