2011年8月30日



ラダックは標高が高く、

周りも高い山に囲まれている為

夕日が沈むところを見ることができない。

太陽が夕日になる前に山に隠れちゃう。

でもね。

夕焼けがすっげー奇麗なの。

あー空ってこんな色になるんだー

みたいな。

ムルベクに来て最初の夕焼け見たとき

おぉ~とか言ってた気がする。

それから毎日夕焼けを見るようになったけど

一日も同じ色にはならなかった。

で。

その太陽が沈んだ後の星空がたまんない。

星の数が尋常じゃなかった。

今までで一番奇麗な星空だった。

ってゆう何かムーディーな感じなんだけど

もちろん一人。 ω`)





で。
9月1日からチベットに行ってくるので
恒例になりつつある更新の滞りのお知らせも
併せてお伝えしたいと思います。えぇ。

2011年8月22日

ウルルン



海外で知らない人の家に招待されて
「まじリアルウルルンじゃーん」
とか言ってはしゃいでいるうちに
トランプ詐欺とかで
半泣きにさせられた人もいるみたいだけど。

ラダックのスタクツェという小さな村で
子供たちと遊んでたら
「家来ない?」
って招待されちゃって。

「まじリアルウルルンじゃーん」
とか言ってお邪魔してきたわけで。

子供たちの後について
ローカルな路地裏を進んで行くと
彼らの家がありました。

最初ははしゃいでたけど
実際に家まで来ると
「め、迷惑じゃね?」とか思って。
玄関先でモジモジしてると
奥から子供たちが
「カム!カム!」
と手招きしてくれたんで。
えぇ。お邪魔しました。

家の中には
おじいちゃんと、お姉ちゃんがいて
外国人の急な訪問にも嫌な顔ひとつせず
トランプの代わりに
チャイとビスケットを出してくれました。

チャイ飲んでたら近所の人たちも来ちゃって
なんだか大人数になっちゃって。

その後にみんなで一緒に
スタクツェのゴンパまで行きました。

です。


2011年8月19日

アドレス



ラダックといえば
ゴンパというお寺が
観光の見所となってるんだけど。

私の見解を申しますと
ゴンパよりもラダックで生活してる人たちの方が
間違いなく魅力的だと思うんだけど。
でもまぁゴンパにも行っちゃうわけで。

もちろんムルベクにもゴンパあります。


ただね。


なんでそんな高いところに建てちゃったの?

てゆう。

どこから登ればいいの?

てゆう。


山の麓をぐるぐる歩きながら探して
迷いながらやっと見つけた道を登ってゴンパの麓へ。
山の頂上からゴンパまでさらに階段がある。

切れた息を整えながら
下からゴンパを見上げていると
おじいちゃんが一人階段を降りてきた。

おじいちゃんは両手にポリタンクを持っていて
ゴンパの麓の湧き水を汲んだ後にまた戻ると言うので
一緒にゴンパまで登ることに。

おじいちゃんと私は
階段をゆっくりゆっくり登る。
標高も高い為、時々突風が体を叩き付ける。

お寺に行くだけなのに命の心配が必要。


おじいちゃんは何度も私に
「気ーつけて。気ーつけて。」
と言ってくれるけど
手すりつけた方が良いと思うんですが。
完全にチン寒ポイント。

ゴンパまでたどり着くと
三人のラダッキが迎えてくれて
チャイとパンをごちそうしてくれた。

写真を撮らせてもらうと
アドレス渡すから写真が欲しい。
と。

メールのアドレスだと思ってたら
リアル住所のアドレスだった。

一年後に送ります。

2011年8月11日

水浴び



「寒いのにまた水シャワーかよ…」

とか。

「ホットシャワー出るっつったのに
水しか出ねぇじゃねえか…」

とか。

「き、汚ねぇ…」

とか。

文句言ってた自分が恥ずかしくて。
シャワーを浴びれるってだけで、もう幸せです。
はい。



ラダックにある小さな村、ムルベク。
とても小さな村だけど、泊まれる宿はある。

宿のオーナーのロブソンが部屋を案内してくれた。
てゆうか。
安宿に泊まって部屋の案内を受けることなんてほとんどない。
いつもカギをジャラっと渡されて「三階ね」とか言われて終わり。
ちょっと驚いた。

「ここが部屋で。
で、こっちがシャワールーム。」

部屋もシャワールームもとてもキレイだ。

「あ。水は出ないから。」

ん?
水、出ない?

シャワールームの壁からは
シャワーヘッドが出ていて、
洗面台もしっかりしているけど?

試しに蛇口をひねってみたけど
水は一滴も出てこなかった。

「シャワーを浴びるときは…

とロブソンは言いかけると
足下に置いてあったバケツを指して

「外のドラム缶の中に水が入ってるから
このバケツに水を汲んで浴びて欲しい。」

と。


私、一杯のバケツの水で体を洗ってました。
シャワーってゆうよりも水浴び。


ちなみに。
もちろんトイレの水も出ない。

もよおした場合。
自分の部屋を出て部屋のカギを閉めた後
トイレまで行き、バケツを手に取り宿の外へ出る。
階段を降りて、ドラム缶の中の水をバケツに汲んで
階段を上って、宿のドアを開け中へ入り、
トイレまで行き、カギをかけて
やっとパンツを降ろせる。

間に合わないって。